廃棄物処理施設見学会に参加して
- オフィス はま よう子
- 12月3日
- 読了時間: 2分
目黒区廃棄物減量等推進審議会の委員として、廃棄物処理施設の見学会に参加しました。
見学場所は、
○中央防波堤埋立処分場
○廃棄物処理施設
(粗大ゴミ破砕処理施設、不燃ゴミ処理センター最終処分場〈埋立地〉)
令和5年11月、東京23区で唯一、粗大ごみを処理している「粗大ごみ破砕処理施設」で火災がありました。原因は、リチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池の不適切なゴミ出しにより、各地で火災が発生しています。
目黒区でも、リチウムイオン電池などの小型充電式電池等の回収を行っています。
適切な資源とゴミの分別を何卒お願いいたします🙇♀️
また、東京都廃棄物埋立処分場は現在、3つの大きな課題を抱えています。
①最後の埋立処分場がこのままでは後50年で一杯になり、ゴミを処分する場所がなくなってしまうこと
②環境に配慮した廃棄物の埋立
③埋立後の環境保全対策→侵出水による海域汚染防止
※侵出水とは→ 処分場に降った雨水が埋立てられたごみの層を通ることで有機性汚濁物質を含んだ汚水のことで、そのまま海に流すと埋立地の周囲の汚染につながる。
可燃技術の進歩、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取組、SDGsの取組等により東京都の廃棄量は半減していると伺いました。けれども、処理場は有限です。これまで以上の徹底した取組が必要です。
また、侵出水の処理には莫大な費用がかかることも問題になっています。
地球環境を保全する取組は、私たち人間の命を守ることにも直結します。
莫大な費用をどう捻出し、持続可能な環境を守っていくか。
官民連携の取組を進めると共に、私たち一人ひとりの意識変革・行動が何よりも大切であると感じました。
未来に生きる人々のために、今生きる我々が何をすべきか問われています。




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